太極拳
ワンポイントレッスン

 
No.7 尾閭中正
 

《尾閭中正》

尾閭=尾てい骨。


尾閭中正=
骨盤の水平をいう。

骨盤を前後に貫く軸を中心とする回転運動(roll)を規制し骨盤の水平を守ること。

軸回転の中心となるは左右の股関節だが、バランス制御の視点からすれば体幹重心位置を基準と考える。
参考:収臀は股関節を左右に貫く軸を中心とした骨盤の回転(pitch)である。


骨盤が水平であれば尾てい骨は体幹中心(重心線)に位置する。図1


左右股関節の高さが異なると骨盤は水平でなくなる。
この状態では尾てい骨が体幹重心線から横にそれる。図2


骨盤が左右に傾いていると、その上に乗る脊柱は歪む。図3
尾閭中正を守ることで骨盤を水平にして体幹の姿勢を正すことができる。


脊柱の前額面(正面から見ること)での中立姿勢は尾閭中正が下部の基盤となり、虚領頂勁が上部を形成する。

太極拳では、動作の中で脊柱のねじれは必要とするが、歪みは排除する必要がある。頚部のバランスに由来するものや脊柱自体の歪みもチェック項目だが、脊柱基底部である骨盤の水平維持は最重要項目である。

実際には、動きの中で骨盤の水平チェックは難しい。定式のでき上がる寸前を良くチェックしたい。

関連項目:「胯与膝平」

 
     

図1

仙骨突端(赤の部分)が尾てい骨。

   
     

図2

骨盤が水平でなくなると尾てい骨は中心から外れる。

 

   
 

図3

骨盤の左右傾斜は 脊柱の歪みになってあらわれる。

I.A.KAPANDJI
「関節の生理学」より
参考集成

   
 
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